私たちは、アルコール依存症や関連問題への理解と解決を目指し、アルコール専門医療機関、一般医療機関、医師会、保健所、地域包括支援センター、薬剤師会、介護高齢福祉課、消防署、警察署、職域健康管理センターなど、多くの関係機関と連携の輪を広げています。
お酒の飲み方が気になったら
●1 わかりやすい「高齢者の飲酒問題と介入方法~こんな時どうする?」の改訂版をアップ!
高齢者のアルコール問題がますます増えています。認知レベルの低下にアルコール酩酊が加わると、家族や周囲の対応は非常に困難になります。飲酒運転のリスクも深刻です。
この度、平成27年3月の初版にその後の経験や変更点を加えて、平成29年3月、改訂版を発行しました。一般医療機関や介護、保健等、高齢者の支援に関わる関係機関で、ご活用ください。 ●2 アルコール関連疾患の予防・啓発用リーフレット2種類をアップ!
当ネットワークでは、市民向けの「アルコールと健康を考える集い」で、アルコール関連疾患について各科医師に講演をしていただいており、その内容を基にリーフレットを作成してきました。今回下記の2種類を追加しましたので、総合病院や診療所、介護や保健などの関係機関、患者さん、家族の皆様に読んで頂きたいと思います。
○「アルコールと心臓・血圧の病気」 循環器疾患の分野では「少量の酒は良い」と言われ、アルコールの影響を軽視する傾向がありましたが、その根拠は揺れており、最新の知見によるリーフレットを作成しました。 循環器疾患の患者数は多く、アルコールの影響は大きいので、是非参考にしてください。 ○「アルコールが脳に及ぼす影響」 脳の神経細胞にアルコールは損傷を加え、細胞数などの減少や機能不全が生じます。 その結果、アルコール依存症、脳萎縮、認知症、てんかん、などが出現します。それらの特徴を簡潔に解説しました。 |